『それでも恋するバルセロナ』

27日からウディ・アレンの新作映画が公開になりました。ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスのスペイン勢もはまり役のようですし、なんといっても、舞台は夏のバルセロナ。真っ青な空に、明るい陽ざしと、くっきりとした影の季節。バカンス客のにぎわいも、あの町の1つの風物詩のようです。

どこがロケ地になったかは、公式ホームページでチェックできます。バルセロナの観光名所が次々と出てきます。
早く見たくて、私もウズウズ。映画でバルセロナの夏を味わいましょう!

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Luis Baylon マドリードの街角

昼ごはんを食べながらインターネットでTVEを見ていたら、マドリード出身の写真家Luis Baylonの作品が出てきました。
紹介されたHPをのぞいてみると、二十数年前、はじめてスペインを訪れたときの記憶がよみがえってくるような写真ばかり。庶民のさまざまな日常の表情が切り取られています。
http://www.luisbaylon.com(スペイン語)

すまし顔ではない、普段着のスペインの都会を見てみたい方、どうぞのぞいてみてください。

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今年もスペイン語「夏の半日翻訳コース」

昨年、一昨年に続いて今年もイスパニカ主催で、スペイン語の半日翻訳講座を開講します。

日時:2009年8月29日(土) 13:30~17:15
場所:東京外国語大学本郷サテライト4F
(本郷壱岐坂上:地下鉄本郷3丁目から5分、 JR御茶ノ水・水道橋から8分)
講師: 宇野和美
対象: 文法をひととおり理解している中級者
定員: 15名
テキスト: 
Morris, es mi cumplean~os!  

ひととおり文法を理解している方なら無理なく読める、楽しい幼年童話をテキストに、翻訳をするには本文をどこまで読みとりたいか、日本語とかけはなれた文をどのように訳せるか、会話を訳すコツなどなど、講義とワークショップ形式で考えていきたいと思います。受講料等、詳しくはこちら(トップページの「夏の半日翻訳コース。再び!」から)をどうぞ。
1年に1ぺんのお楽しみ! さまざまな気づきのある時間となるよう今年もがんばります。8月最後の土曜日、スペイン語にどっぷりつかってみませんか?

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スペイン語に訳された日本の絵本(2)

Yagyu柳生弦一郎さんのからだの絵本6冊(福音館書店)が、スペインで昨年翻訳出版されました。

『あしのうらのはなし』(1982)
Plantas de los pies

『はなのあなのはなし』(1982)
Agujeros de la nariz
『おっぱいのひみつ』(1989)
Tetas

『いーはとあーは』(1997)
Dientes
『かさぶたくん』(1997)
Costras
『おへそのひみつ』(1998)
Ombligos


版元はMedia Vaca。バレンシアから個性豊かな絵本を発信している出版社です。CLIJ(Cuaderno de Literatura Infantil y Juvenil)という児童書専門誌の5月号にのった紹介記事を見ると、文体も書き文字もオリジナル版の雰囲気どおりに仕上がっているよう。
たとえば、『いーはとあーは』の、「よっちゃんの はは どんなんかなあ?/こんあんらお。」のくだりは、??Como estan tus dientes, Yotchan? Ejtan aji. うーん、うまい!!

説明のわかりやすさ、おもしろさには、その国の読者の持つ文化が深くかかわっているものなので、知識の本は意外と国境を越えにくいものです。幼い読者にぴったり目線を合わせた、絵と文がひびきあう絵本がまだまだ少ないスペインで、知識の本としても絵本としても、とても新鮮なシリーズだろうと思います。

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特急キト号

Quitogo_img 『特急キト号』
ルドウィッヒ・ベーメルマンス作
ふしみみさを訳
PHP研究所、2006年
本体価格1500円


小さな村の駅に連れてこられた赤ん坊のペドロは、おねえさんがオレンジを売っているまに、大好きな真っ赤な機関車キト号にのりこんでしまいます。キトに着いてペドロに気づいた車掌さんは、さあたいへん!
 
前にこのブログで『アンデスの少女ミア』を紹介したとき、「欧米人が中南米を描いた絵本ならほかにもある」といって教えてもらったのがこの作品。原書は1938年刊。『げんきなマドレーヌ』や『山のクリスマス』で知られるベーメルマンスが、エクアドルへの旅をもとにえがいたものだそうです。

ベーメルマンスの目には、ポンチョを着て、大きな帽子をかぶったインディオの子どもが、とてもかわいらしく映ったのかもしれませんね。子どもがトウモロコシの番をしていたり、お父さんがつぼを作っていたりする光景を、きっと実際に見たのでしょう。エクアドルに親しむきっかけになりそうな絵本。70年前の作品だというのは、頭に入れておきたいですが。

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バルサ三冠!

FCバルセロナがヨーロッパのチャンピオンズリーグを制して、今シーズン、リーガ・エスパニョーラ優勝、国王杯優勝に続く三冠を達成し、カタルーニャはわきにわいています。
昨日は、ローマから帰国した選手団が、バルセロナの街をパレードしてから、カンプ・ノウ(カタルーニャ人は「カムノウ」と発音しますが)で祝い、何十万人もの人出があったそう。
La Vanguardia紙では、その模様が特集されています。→こちら

私は熱狂的なファンではありませんが、監督のグアルディオラは、私が留学していたころバルサで選手として活躍していたので、どことなく肩入れしたくなります。今年のバルサは去年よりずっと、カタルーニャのチームという感じがしました。

私がいたアパートの隣の建物には、テレビを置いているバルがあって、自分のうちのテレビをつけていなくても、隣から聞こえてくる声で、バルサが点を入れるとわかりました。当時はうるさいと思っていましたが、今となればなつかしい。日本のスポーツバーみたいにおしゃれじゃない、おじさんバルでした。
祝賀ムードに包まれたバルセロナ、飛んでいきたい気分です。

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スペイン語で日本文学

3,4年前に村上春樹『ノルウェーの森』のスペイン語版が話題になって以来、スペインはちょっとした日本文学ブームのようです。
さらにガブリエル・ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』の刊行で、以前から出ていた川端康成『眠れる美女』が脚光を浴びたと思ったら、このところ、古典から明治期の文学、昭和の名作、現代の作品まで、次々に翻訳されているようす。
スペインの大型書店Casa del Libroのホームページにも日本文学のコーナーが。
こちら 

作家別、年代別と本格的です。「えっ、この表紙?」というのもありますが、10年前と比べると装丁も格段によくなってきています。

先日、スペインの友人から、「日本の作家は献辞を本の最後につける。読み終わった人にしか本を献げないという意味だと聞いたが本当か」とたずねられ、うーんと首をひねりました。もしかしたら、奥付のことを言っているのかもしれません。欧米の本のコピーライトは巻頭にあり、日本では奥付が最後ですから。
「それは形式的な問題で、メンタリティは関係ないのでは?」とこたえたのですが、真相やいかに。その人も、日本文学の作品を次々と読破し、日本への好奇心がどんどんふくらんでいるようです。
この作品群で、どんな日本像が思い描かれるのか、興味深いところです。

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むこう岸には

Mukougishi_img 『むこう岸には』
マルタ・カラスコ作
宇野和美訳
ほるぷ出版
本体価格1300円


いつか、この川に橋をかけるんだ。
こっちからあっちへ、
あっちからこっちへ
なんどでも 会いにいけるように。

わたってはいけないと言われていた川を、こっそりわたった女の子が、むこう岸で見たものは?

『まどをひらけば』(ほるぷ出版・絶版)の翻訳もあるチリの絵本作家カラスコの遺作となった、初夏にぴったりの、さわやかな色あいの絵本。2008年度のIBBYオナーリスト賞受賞作。
淡い水彩が得意なカラスコにはめずらしい、くっきりとした力強いタッチに、平和への祈りの強さが感じられます。
2年前にメキシコのグアダラハラの図書展で見て一目ぼれした、ラテンアメリカ発の作品。
小学生への読み聞かせにおすすめです!

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「アフリカを読む、知る、楽しむ 子どもの本展」in アフリカン・フェスタ

昨年から横浜、京都、中野などで開催してきた「アフリカを読む、知る、楽しむ 子どもの本展」が今度は、5月16日(土)、17日(日)の両日、横浜赤レンガ倉庫で開かれるアフリカン・フェスタ2009にやってきます。
アフリカン・フェスタ2009ホームページ

1号館2階のFという会場で、100点ほどのアフリカに関する子どもの本を展示します。30分ごとにスタッフの読み聞かせがあり、さらに、アフリカ子どもの本プロジェクトメンバーのアーティストたちといっしょに、来場の子どもたちが6メートルもある大きな布にアフリカの絵をかくコーナーも。ポスカ、クレヨン、色画用紙、毛糸、布など、いろんな材料を自由に使って、どんな絵ができあがるか楽しみです。

17日(日)の13:40-14:20には、隣のコーナーで、さくまゆみこさんの「絵本から見るアフリカのくらし」というレクチャーもあります。
16日(土)は私もずっと会場におります。みなさん、お声をかけあってぜひいらしてください。

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コロンビア・平和の戦士たちは今

NHKのBS1で今月6日に、コロンビアの子どもたちのドキュメンタリーが放映されました。
左翼ゲリラとの武装抗争が続き、肉親を殺されたり、家を追われたりした子どもたちがあとを絶たないコロンビアで、9年前に、平和運動をしていた15歳、16歳の子どもたちの今を取材した番組です。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/090506.html

それぞれの道を模索しながら二十代の若者になった彼らの前には、当時とまったく変わらぬ問題をかかえる社会があります。
「僕たちは生きてる(vivir)んじゃない。どうにか生き延びてる(sobrevivir)んだ」
という生を、今なお生きなければならない彼ら。
5月30日(土)午後11時から再放送がありますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
彼らのインタビューはすべて字幕なので、生のスペイン語を聞くことができます。

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