新しいブログサイト

ミランフ洋書店のブログは閉鎖し、新たに翻訳者宇野和美のブログ「訳者の言いわけ」を開設しました。

ミランフ洋書店についての情報は、引き続き
ツイッター @miranfu
も、ご覧ください。
よろしくお願いいたします。

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ラテンアメリカの絵本の楽しみ&しんぱいひきうけ人形づくり

ひょんなご縁から世田谷親子読書会に呼んでいただき、今日この演題でお話をしてきました。

これまでスペイン語圏の本のことや、自分の訳した本のことを話したことはありましたが、今回は、小さなお子さんがいらっしゃるお母さんも多いときいて、このテーマにしました。
最初に、スペインやラテンアメリカが、歴史的に見て、どんな地域で、どんな特長があるか、ちょっとお勉強的に説明したあと、スペインに始まって、メキシコからアルゼンチンまで、自分の訳したものもそうでないものも含めて28点の絵本を紹介。
それから、同行してくれた「日本ラテンアメリカ子どもと本の会CLIJAL」のメンバーにアンソニー・ブラウン作『びくびくビリー』を読んでもらい(彼女の読み聞かせが、いつもながらとてもすてきでした!)、「しんぱいひきうけ人形」が、グアテマラでどういうふうに作られているか、文化背景などを私が説明。その上で、お人形をつくりました。1人1人、さまざまなお人形ができあがり、これでみんな今日はしんぱいごとがなく、ぐっすり眠れることでしょう。
講演の内容を決めたとき、「ラテンアメリカの絵本」だけでは参加者が集まらないかなという懸念もあって、「しんぱいひきうけ人形づくり」を加えてみたのですが、これは大正解でした。
何よりも、みなさんとても楽しそうに作ってくれていたから、そして、お人形が手元に残ることで、絵本のこともより印象深く思い出してもらえそうに思えたから。今日紹介した本を図書館で見かけたとき、「そういえば、これ、あのときの本だ」と手にとってもらえるといいな、と思っています。

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絵本『パパとわたし』

127_3 『パパとわたし』

マリア・ウェレニケ作
宇野和美訳
光村教育図書
本体価格1200円
わたしがパパといっしょにいたいと思うとき、パパはいっしょにいたくなかったり、その逆だったり。そして、ふたりともいっしょにいたいと思うときもある。父と娘のその時々、それぞれの思いを繊細に描いた詩情あふれる絵本。
ウェレニケは、アルゼンチンで人気上昇中の絵本作家。スペインのオドリオゾーラもそうですが、この作家も、シンプルな余白のある、沈黙で語りかけるような画面構成が印象的。
オリジナルはブラジルで刊行されています。「ポルトガル語なんですけれど」と編集者に声をかけられたとき、「ダメダメ、できません」と答えたのですが、聞いてみるとウェレニケとのこと。なら、オリジナルはスペイン語じゃないの、というわけで訳すことに。
出来上がった本を手にしたとき、私の地元で長く文庫をなさっていたYさんのことを思い出しました。文章を書くのが好きで、冬になると毛糸の帽子をかぶり、とっくりのセーターを着て、ひょうひょうと九条やアンネの話をし、みんなのすることを楽しそうに眺めていたYさんと、このパパの面影がどことなく似ていて。
アルゼンチンのとびきりすてきな絵本、大事な人といっしょに楽しんでもらえたらうれしいです。

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2012年度の仕事

<翻訳>
・マリア・ウェレニケ『パパとわたし』(光村教育図書)
・イザベル・マルチンス文/ベルナルド・カルヴァーリョ絵『すきすきパパ』(光村教育図書)

<雑誌>
・Yo no tengo soledad (NHKテレビでスペイン語 3月号 Leer y cantar)
・Leelefante (クーヨン4月号 世界の子どもの本専門店から25)
・「個性的で感性ゆたかースペイン語圏の絵本たち」(この絵本が好き! 2011、平凡社)
・共に生きていく――ラテンアメリカに目を向けて(保育情報雑誌4月号 巻頭言)
・ラテンアメリカの本と子どもたち(子どもと読書5・6月号 巻頭言)
・子どもの本を愛する世界の人と:国際児童図書評議会ロンドン大会に参加して(婦人之友11月号)

昨年は、秋に豊川市の小学校でラテンアメリカの図書展を開催する準備をしたり、ちょこちょことお声がけいただいてお話をしたり、JBBY(日本国際児童図書評議会)の関係で、8月にロンドンの世界大会に行きブースを出したり、10月にはイギリスの作家デイヴィッド・アーモンド氏の来日講演の実行委員会で動いたりと、なかなかダイナミックな1年でした。
また、スペイン語に関しても、大学の授業といつもの通信添削のほかに、講読講座でハビエル・マリアスやガブリエル・ガルシア=マルケスを読み、熱心な受講生の方と有意義な時間を持つことができました。

ミランフ洋書店の2012年の一番の話題は、メキシコのエディシオネス・エセエメの本を輸入できたこと。ショップページになかなかアップできないのが悩みの種ですが、ボチボチと充実してきました。各種図書館から注文をいただけるようになってきたのもニュースでした。ありがとうございました。

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講演「スペイン語圏の児童書出版事情と各国の絵本」

ずいぶん長いこと更新をおこたっていたので、改めて書くのも恥ずかしいのですが、下記のとおり、話をすることになりましたのでお知らせします。

第70回読書の会
演題:スペイン語圏の児童書出版事情と各国の絵本
講師:宇野和美
日時:2012年9月21日(金) 18:30〜20:30
場所:文京区シビックセンター 5階会議室A
参加費:1000円
お申し込み・お問い合わせはこちら

歴史的不況の中、スペインでは児童書だけはここ5年売上が伸び、小さな絵本出版社がとても元気です。またスペ イン語圏では近年、国をこえて活躍する作家や画家がますます増えています。メキシコのブックフェアや20年以上にわたるブックハンティングの中で見てきた出版事情の変遷や最近の動向、そして、自ら手がけた絵本のことなど、実物をいろいろ持参して、お話する予定です。

会員に限らず、どなたでも参加できるそうですので、ご興味のある方、お越しください。

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まだ間に合う!夏の半日翻訳講座リャマサーレスのまき

ずっと忙しくしていて、ブログでのお知らせが遅れましたが、夏の半日翻訳講座を今年も開講します。6期目、つまり6年目となり、講座としては恒例ですが、何か、前とは違うものにしたいなと考えて、毎年フレッシュな気持ちで取り組んでいます。
テクストはどれにするか、毎年頭を悩ませますが、今年は、フリオ・リャマサーレスのEl valor del aguaを読んで即決。
レオンの田舎から都会に出てきて、ずっと家族のために働いてきたおじいちゃん、ところがこのところだんだんとボケてきて、孫のフリオ以外、だれもおじいちゃんのことを相手にしなくなっています。施設に入り、もう家族の顔もわからなくなったおじいちゃんですが、ある日フリオに大事なものをたくし……。無駄なくシンプルな、しかし美しく味わいのあるリャマサーレスの文章をお楽しみください。
事前課題の提出期限は8月5日ですが、A4で2、3枚の量なので、今からでも十分間に合います。午前午後とも、残席いくらかあります。
極上のテクストを読み合い、参加者同士の訳文を比べながら、日頃の疑問をぶつけたり、翻訳のプロセスをさぐったり、発見のある時間にしたいと思っています。
ご参加をお待ちしています。

Img_0002【日時】2011年8月18日(土)  
     午前コース10:00~13:30 
     午後コース14:30~18:00
     ※内容は同じです。
【場所】イスパニカ溜池山王教室(「溜池山王」駅8番出口すぐ)
【定員】各12名
【参加費】8000円+テキスト代2000円=合計1万円(税込)
【テキスト】El valor del agua
詳しくは、こちら

テキスト見本1(画像をクリックしたら大きくなります)*原出版社より転載許可済。
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テキスト見本2(画像をクリックしたら大きくなります)
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私が手がけている児童文学や文学に限らず、エンタメでもセルフヘルプでも、もっともっとスペイン語の本が日本で紹介されるといいなあと日頃から思っています。質疑の時間に、ご要望があれば翻訳出版のノウハウもご説明します。児童書に限らず、これから本を訳してみたいと思っている方も、お待ちしています。


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3点再入荷のお知らせ

しばらく在庫切れだった以下の3点、再入荷しました。どうぞご利用ください。ご購入はこちらから。

Guillermo_raton_biblioteca_img_m★★少しなれたら

タイトル: Guillermo, ratón de biblioteca
文と絵: Asun Balzola アスン・バルソラ(スペイン)
出版社: Anaya, 2001
シリーズ名: Sopa de Libros
サイズ: 20x20cm, ハードカバー
ページ数: 32ページ
対象年齢: 4歳から

ギリェルモは図書室に住むネズミ。本を読むのが大好きなので、みんなからシェークスピアとよばれています。ある日、チョウが伝言を運んできます。庭に住むいとこが、大きなチーズを手に入れてパーティーを開くので、来てチーズの鑑定をしてほしいというのです。ところが、図書室から庭に行く廊下には、2匹のシャム猫がじんどっていました。

スペインのイラストレーターの草分け、アスン・バルソラの初期の作品。1982年にSusaeta社から出ていたものの復刊です。
体が不自由だったバルソラは晩年、愛用のMacで描くようになりましたが、これは『かちんこちんのムニア』と同時代の水彩。やわらかで奔放な水彩と、独特のウィットのある文章をお楽しみください。


Habitacion_babel_img_m★★★★自信がついたら

タイトル: Una habitación en Babel
文: Eliacer Cansino エリアセル・カンシーノ(スペイン)
出版社: Anaya, 2009
サイズ: 14.5x21.5cm, ハードカバー
ページ数: 250ページ
対象年齢: YA

トーレは、町に1つだけある大きな集合住宅です。ひとり親家庭、移民、老人など、本棚のような建物のそれぞれの住戸につめこまれた人々は、それぞれの物語を持ち、それぞれの言葉で話します。ある日、トーレの住人である高校の哲学教師のアンヘルは、ギニア出身の移民のノルが残した手紙を受け取ります。母と暮らすベルタ、イタリア移民のステファノ、モロッコから来たラシード…そこからトーレの住人である若者たちは、1つの物語に巻きこまれていきます。

『ベラスケスの十字の謎』『フォスターさんの郵便配達』でも、カンシーノの作品にはいつも、生きづらさをかかえた少年少女たちが登場します。命がけで海を渡ってきた不法移民の少年たち、必死に生きてきて、気づくと孤独と向き合うようになった老人など、マージナルな人々の声を、カンシーノは一つ一つすくいあげ、希望につないでいきます。現役の中学高校哲学教師として、日々さまざまな出自の若者たちと接しているカンシーノが、3年かけて書き上げた渾身の1冊。

2009年度アナヤ賞受賞作
2010年度スペイン国民児童文学賞受賞作


Ellazarillodeamberes9788466784955★★★★自信がついたら

タイトル: El Lazarillo de Amberes
文: Eliacer Cansino エリアセル・カンシーノ(スペイン)
絵: Fedelico Delgado フェデリコ・デルガード(スペイン)
出版社: Anaya, 2009
シリーズ名: Sopa de libros
サイズ: 13x22.5cm
ページ数: 64ページ
対象年齢: YA

17歳の少年ロロは、古書店を営む父親が買い付けにいくとき、ここ数年おともをするようになりました。父親は、突然眠気に襲われて眠ってしまう病気を持っているからです。クリスマスの近いある日、『ラサリーリョ・デ・トルメス』のアントワープ版というめったにない貴重書が見つかったという情報を得て二人は買い付けに行きますが、肝心な交渉を前に父親は眠りこんでしまいます。父親のジャケットを着て、父親になりすまし、ロロはどうにかこうにか本を手に入れます。ところがほかにもその本をねらっている者がいて……!

風変りな父親を、普段少し恥ずかしく思っていたロロが、この事件を通じて父親のすごさを知るに至ります。少年の心のひだを描かせたら天下一品のカンシーノの筆は、これでも冴えわたります。父と息子、そして本への愛情をとじこめた、異色のクリスマスストーリー。

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講演会「多様な子ども時代に目をむけてースペイン語圏の子どもの本から」

来週の土曜日に、下記の講演会でお話します。

親子読書地域文庫全国連絡会の代表の広瀬恒子さんには、いくつかの訳書を評していただいたことがあり、今回、よんでいただけて、とても光栄に思っています。

『ペドロの作文』『ピトゥスの動物園』『むこう岸から』『雨あがりのメデジン』『ポインセチアはまほうの花』など、これまでに翻訳してきた本の中の子ども像に焦点をあてて、そこから何が見えてくるか、またそれらの本とどんなふうに出会ったかを、お話する予定です。
日本ではマイノリティーのスペイン語圏の児童文学。「外国=欧米」というモノサシをあてないで、スペイン語圏の現実とそこから生まれた子どもの本をとらえるヒントになれば。

日時:6月23日(土)13:00-
テーマ:多様な子ども時代に目を向けて
ースペイン語圏の子どもの本からー
講師:宇野和美
会場:豊島区勤労福祉会館6Fホール
    http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/
参加費:無料
主催:親子読書地域文庫全国連絡会
*どなたでも参加できます。直接会場にお越しください。

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新しい絵本4点入荷しました

ブログをあまりにも放置していた反省をこめて、これからは、新着本の内容をこちらにもアップしていくことにしました。新しい本が入荷したり、在庫切れだった本が再入荷したりしたときには、こちらでもお知らせしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そこで、今月の入荷本は4点です。

Libro_negro_de_colores_img★はじめて読むなら
タイトル: El libro negro de los colores
作: Menena Cottin メネナ・コティン
Rosana Faría  ロサナ・ファリア
出版社: Libros de Zorro Rojo
サイズ: 28.5x17.5cm, ハードカバー
ページ数: 28ページ
対象年齢: 年齢表示なし7

内容
トマスがいうにはね、黄色はマスタードの味がするけど、はねみたいにふわふわなんだって。
赤はイチゴみたいにすっぱくって、スイカみたいにあまいけど、ひざこぞうのすりきずにのぞいてる赤はいたいんだって…。
赤、青、黄色、みどり・・・そして黒。
テクストが語る内容が、真っ黒い画面にエンボス加工で描かれている、目の不自由な子どもたちもいっしょに楽しめる美しい絵本です。

2007年ボローニャ・ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)
ニューヨークタイムズ 2008年度優良絵本選定
IBBYバリアフリー絵本展 展示図書

Gaudi_para_ninos_img★★少しなれたら
タイトル: Gaudí para niños
作: Marina García 
マリーナ・ガルシア(スペイン)
出版社: Libros de zorro rojo, 2006
サイズ: 20x27cm, ソフトカバー
ページ数: 16ページ
対象年齢: 表示なし

内容
ガウディ自身が自ら語る形で、生涯や代表作、特徴を解説したビジュアル絵本。
生涯と作品を語ったあとには、クイズや、バルセロナに建築物の所在を示した地図、年譜もついています。

イラストと写真をうまく組み合わせて、ガウディの生涯と作品が簡潔にわかりやすく語られていますので、簡単な冊子のような本ですが、なかなか読みごたえがあります。
ガウディの建物をこれから見たい方にも、旅行で見てきた方にもおすすめです。


Goya_para_ninos_img★★少しなれたら
タイトル: Goya para niños
作: Marina García 
マリーナ・ガルシア(スペイン)
出版社: Libros de zorro rojo, 2012
サイズ: 20x27cm, ソフトカバー
ページ数: 16ページ
対象年齢: 表示なし

内容
ゴヤ自身が自ら語る形で、生涯や代表作、特徴を解説したアート絵本。
幼い頃のこと、タペストリーのカルトンを描いていたころ、肖像画の時代、戦乱を描いた時代、暗い絵の晩年など、生涯と作品を語ったあとには、これはだれの持ち物でしょうといったクイズや、年譜もついています。

イラストと写真をうまく組み合わせて、ゴヤの生涯と作品が簡潔にわかりやすく語られていますので、簡単な冊子のような本ですが、なかなか読みごたえがあります。
ゴヤの作品をこれから見たい方にも、見たことがある方にもおすすめです。


Mi_cole_img★はじめて読むなら
タイトル: Mi cole
文: Jordi Sierra i Fabra ジョルディ・シエラ=イ=ファブラ(スペイン)
絵: Elena Odriozola エレナ・オドリオゾーラ(スペイン)
出版社: Algar
シリーズ名: Mi mundo y yo
サイズ: 16.5x18cm, ソフトカバー
ページ数: 24ページ
対象年齢: 幼児から

内容
朝8時に起きて、まず、おふろに入って、朝ごはんを食べて、学校へ…。
休み時間には校庭で遊んで、先生はきれいでしょ?

スペインではcolegioというと主に幼稚園や小学校のこと。日常会話では、coleと略して使われます。
学校ですごす1日を、エレナ・オドリオゾーラが絵でつづったかわいらしい絵本です。テクストも短くやさしいので、はじめてスペイン語の絵本を手にとる方におすすめです。

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仕入れ奮闘記

ミランフ洋書店を開いたとき、仕入れ先はスペインの書籍輸出会社1社でした。でも、そのうちに、ラテンアメリカの本もほしくなって、現在6社から子どもの本を仕入れています。

今、開拓しようとしているのがメキシコ。具体的に話が進んでいるのが、ラテンアメリカ各地でも出版しているスペインの大手出版社です。その出版社がスペインで出している本は書籍輸出会社経由で仕入れているのですが、そこではメキシコで出ている本は買えません。グアダラハラの図書展に通ううちに、どうしてもメキシコの本も欲しくなって、こないだから本腰をいれて交渉しはじめました。

それにしても、それがなかなか一筋縄ではいかないのです。
今まで、私がしてきたことを順番に説明すると・・・

1、昨年11月末のグアダラハラの図書展で、「メキシコで出ている本がほしい」旨を営業担当の人にたずねる。
→すべてスペインで一括して扱っているので、スペインの営業部に問い合わせろという返事。

2、東京国際ブックフェアのときにコンタクトがあった、営業担当者にメールで打診。
→返事なし。再度、メールするが返事なし。

3、メキシコの営業部にメール。
→ナシのつぶて。ここまでで3ヶ月経過。

4、やっぱりダメかなと思ったけれど、あきらめきれず、同出版社のメキシコの編集部の女性に、「日本在住のラテンアメリカ出身者が喜ぶ本もあるから買いたいのに、営業部に連絡しても返事がない。きっと小さい店なので相手にされないのであろう。なんとかならないだろうか」と泣きつく。
→彼女から営業担当者に手配せよというメール、ccで届く。そこで、私のほうからも、その営業担当者に、よろしくとメール。「なんなりと言ってきてくれ。輸出できる本がどうか調べるので、ほしい本のタイトルを教えよ」と返事があり一安心。

5、大喜びで、ほしいタイトルを連絡。

6、1ヶ月たっても返事なし。どうなっているかと問い合わせのメールを出す。
→営業担当者から、別の営業担当者に「見積もりを出すのを手伝ってくれ」というメールがccで届く。

7、「前のメールは、輸出できるかどうか調べると言われてタイトルを出しただけ。数量を書いていないので、見積もりはできないだろう。どのタイトルが輸出できるかと、条件をまず知らせてくれ」と、もう一度営業担当者にメール。

8、1ヶ月たっても返事ないので、またまた督促のメールを出す。
→ようやく輸出可能タイトルリストが届く。

で、今はというと、同じ作家の同じシリーズでも、リストにあるもの、ないものがあるので、再度、「この本はダメなのか」と一部の本を確認中。…いやはや、長い道のりです。
このあと、注文をしたとして、夏休み前に本が届くのか、それもあやしい状況。

ふー。
でも、「もう、やんなっちゃうなあ」とは思うけれど、「けしからん」とは思わないからやっていけるのかもしれません。何事も、一度ですまないのがスペイン語圏の常(では、ありませんか、みなさん?)。
でも、こういうゆる〜いところが、社会の緩衝剤になっている気がします。間違いを許しあえる社会というのか。
まあ、そうは言いながらも、ときどきかなり腹をたてていますが。

そんなわけで、何事も計算どおりにはいかないのですが、なんとか少しずつ並べる本をふやしていく予定です。ブラジルの本も仕入れたいけれど、こちらも手強そう。まずはこのメキシコがすんだらとりかかろうと思っています。
気長にご期待いただければ幸いです。


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