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2012年5月

仕入れ奮闘記

ミランフ洋書店を開いたとき、仕入れ先はスペインの書籍輸出会社1社でした。でも、そのうちに、ラテンアメリカの本もほしくなって、現在6社から子どもの本を仕入れています。

今、開拓しようとしているのがメキシコ。具体的に話が進んでいるのが、ラテンアメリカ各地でも出版しているスペインの大手出版社です。その出版社がスペインで出している本は書籍輸出会社経由で仕入れているのですが、そこではメキシコで出ている本は買えません。グアダラハラの図書展に通ううちに、どうしてもメキシコの本も欲しくなって、こないだから本腰をいれて交渉しはじめました。

それにしても、それがなかなか一筋縄ではいかないのです。
今まで、私がしてきたことを順番に説明すると・・・

1、昨年11月末のグアダラハラの図書展で、「メキシコで出ている本がほしい」旨を営業担当の人にたずねる。
→すべてスペインで一括して扱っているので、スペインの営業部に問い合わせろという返事。

2、東京国際ブックフェアのときにコンタクトがあった、営業担当者にメールで打診。
→返事なし。再度、メールするが返事なし。

3、メキシコの営業部にメール。
→ナシのつぶて。ここまでで3ヶ月経過。

4、やっぱりダメかなと思ったけれど、あきらめきれず、同出版社のメキシコの編集部の女性に、「日本在住のラテンアメリカ出身者が喜ぶ本もあるから買いたいのに、営業部に連絡しても返事がない。きっと小さい店なので相手にされないのであろう。なんとかならないだろうか」と泣きつく。
→彼女から営業担当者に手配せよというメール、ccで届く。そこで、私のほうからも、その営業担当者に、よろしくとメール。「なんなりと言ってきてくれ。輸出できる本がどうか調べるので、ほしい本のタイトルを教えよ」と返事があり一安心。

5、大喜びで、ほしいタイトルを連絡。

6、1ヶ月たっても返事なし。どうなっているかと問い合わせのメールを出す。
→営業担当者から、別の営業担当者に「見積もりを出すのを手伝ってくれ」というメールがccで届く。

7、「前のメールは、輸出できるかどうか調べると言われてタイトルを出しただけ。数量を書いていないので、見積もりはできないだろう。どのタイトルが輸出できるかと、条件をまず知らせてくれ」と、もう一度営業担当者にメール。

8、1ヶ月たっても返事ないので、またまた督促のメールを出す。
→ようやく輸出可能タイトルリストが届く。

で、今はというと、同じ作家の同じシリーズでも、リストにあるもの、ないものがあるので、再度、「この本はダメなのか」と一部の本を確認中。…いやはや、長い道のりです。
このあと、注文をしたとして、夏休み前に本が届くのか、それもあやしい状況。

ふー。
でも、「もう、やんなっちゃうなあ」とは思うけれど、「けしからん」とは思わないからやっていけるのかもしれません。何事も、一度ですまないのがスペイン語圏の常(では、ありませんか、みなさん?)。
でも、こういうゆる〜いところが、社会の緩衝剤になっている気がします。間違いを許しあえる社会というのか。
まあ、そうは言いながらも、ときどきかなり腹をたてていますが。

そんなわけで、何事も計算どおりにはいかないのですが、なんとか少しずつ並べる本をふやしていく予定です。ブラジルの本も仕入れたいけれど、こちらも手強そう。まずはこのメキシコがすんだらとりかかろうと思っています。
気長にご期待いただければ幸いです。


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